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5.112018
大分はにんにくの隠れた産地。とおりゃんせの黒にんにくの里、日田市を紹介します。
とおりゃんせは大分県日田市でにんにくの栽培・黒にんにくの加工を行っています。
にんにく、と聞けば青森県が有名ですが、九州も隠れたにんにくの産地なんです。
- 1位:青森県 13,600t (約68%)
- 2位:香川県 736t (約4%)
- 3位:宮崎県 460t (約2%)
- 4位:岩手県 431t (約2%)
- 5位:大分県 355t (約2%)
平成24年産野菜生産出荷統計
とおりゃんせの黒にんにくが育った大分県日田市をご紹介します。
大分県日田市とは
大分県日田市は福岡県・熊本県と隣接する大分県北西端の町。そのため、福岡や佐賀・熊本などと似た方言を話します。
日田市は阿蘇や英彦山に囲まれた盆地で、連日猛暑日を記録するほど「夏は暑く、冬は寒い」地域です。
林業のほか、食品や酒造工場が立ち並ぶほど名水の地としても知られています。
日田の特産品
山間にある日田市は盆地特有の「夏暑く、冬寒い」気候が特徴です。夏は連日猛暑日を記録する一方、熱帯夜は少なく、年間を通してだけでなく一日の中でも寒暖差が激しいです。
一方、豊富な自然に囲まれ全国的にも雨が多い日田市は名水の地としても知られます。栽培に綺麗な水が必要なわさびは九州一の出荷量。稲作も盛んなので名酒の産地でもあります。
日田市の文化
熊本や福岡と隣接していることから九州の交通の要所として古くから栄えており、歴史ある街並みが残ります。また、400年以上の歴史がある「日田祇園の曳山行事」は2016年にユネスコ無形文化財として登録もされました。
とおりゃんせでは大分県産にんにくのみを加工しています
品種は「嘉定にんにく」
国内産にんにくは青森県産が有名ですが、当工房では暖地栽培に適した品種「嘉定にんにく」を育てています。
寒地型のにんにくに比べて若干小ぶりですが、原種にんにくに近い品種なので多少紫がかり、野性味あふれるにんにくの風味とパワーが特徴です。このにんにくの風味が強ければ強いほど、黒にんにくに加工したときにうまみや栄養が増します。
身体に入るものだからこそ、身体にやさしいものを作りたい。
いいものを作るための手間暇は惜しまず、じっくり丁寧なにんにくの栽培・加工を心掛けています。
肥料も大分県産を使用
約9か月をかけてじっくりゆっくりと畑の中で育つにんにく。にんにくを作る養分を絶やさないためにも肥料にもこだわっています。
土づくりの段階で畑に入れる有機肥料はキノコ栽培で出たおがくずを加工したもの。キノコ(えのき)は日田市大山町で30年以上栽培されている特産品です。日田の自然と文化の力を借りながら、丁寧ににんにくを作っています。
生まれ育った土地の恵みを全国のみなさんへ届けたい
(日田市亀山公園。農作業の合間に訪れてはパワーをもらっているお気に入りの場所です。)
自然との闘い。復興への歩み
日田市は山間に囲まれた自然豊かな土地、それゆえ自然災害も多い土地です。2012年7月、2017年7月と度重なる豪雨による被害を受けました。
土砂崩れや河川の氾濫など、水害による被害は当店の畑にも大きな爪痕を残しました。
一面水びたしになったため収穫していたニンニクにはカビが生え、畑には山からの土が入り込み、復旧作業で黒ニンニクの製造もストップしました。
町の人だけでなく、日本全国からの支援のおかげで、なんとか復興の道筋が経ちました。
日田市から日本全国へ
日田に生まれ、日田で育ちました。
小さいころから豊かな自然に恵まれ、命を育み育てる難しさや尊さを身をもって体験してきました。
そんななか、「わたしもその命のうちのひとつ、命があり生きているのはありがたいことだ」と、自分が体調を崩して初めて痛感しました。
大地の恵みを分けていただきながら、健康に元気に生きたい。
黒にんにくを通じて、全国のみなさんに笑顔をお届けします。
作り方はもちろん、味にもこだわった自慢の黒にんにくをぜひご賞味ください! ⇒商品の一覧はこちらから
みてみて
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